エッセイ · デザインとしてのファッション
ジャンプスーツ。
The Jumpsuit.
機能的なユニフォームから、ファッションのアイコンへ。
ジャンプスーツは上衣とパンツをひとつにした衣服で、もとはパラシュート降下者のためにデザインされた。その名の由来である。時とともに、それはあらゆるジェンダーが身に着ける、多用途で象徴的なアイテムへと変わり、実用、政治、スタイルをつないできた。
その起源は、1800年代半ばに、重ね着する従来の下着に代わるより実用的なものとして登場したユニセックスのニットの下着、ユニオンスーツにさかのぼる。女性にとって、ユニオンスーツはとりわけ解放的だった。ドレスの下に着る、より簡素で締めつけの少ない衣服だったからである。オールインワンの衣服が外衣として現れ始めると、初期のものは耐久性と実用性を重んじた。よく知られた例が1913年の Lee Union-All で、整備士が着たゆったりとした丈夫な衣服であり、第一次世界大戦中には軍の飛行用に改良された。
1920年代から30年代にかけて、ジャンプスーツは象徴的な役割を帯びた。未来派と構成主義の芸術家たちは、それを進歩的で平等主義的なユニフォームとして受け入れた。イタリアの芸術家タイヤートは1919年、ブルジョワのファッションを拒むためにミニマルな T 字型のものをデザインし、ソビエトのデザイナー、ヴァルヴァーラ・ステパーノワとアレクサンドル・ロトチェンコは、それを労働者階級のための衣服を大量生産する手段とみなした。一方でジャンプスーツは、より暗くディストピア的な主題を映すものにもなった。第二次世界大戦中、空襲の際にすばやく身を覆い守るために女性たちが着た「サイレンスーツ」のように。
産業のユニフォームからランウェイの定番まで、ジャンプスーツは歴史と象徴に富んだ衣服であり続けている。その実用性、根源的な簡素さ、ファッションの慣習に挑む力によって。