言葉

ゴジベリー

Goji Berry

Kỷ Tử

Rạng Rỡ · 輝き

No. 559 フルーティフローラル

出会う

輝き。騒がず、見せびらかさず。嵐のあとに残る光。

ゴジベリーは甘い果実の香水ではない。日に当てきって乾かした小さな実の観察である。深い赤。縮んだ皮。凝縮した糖。深い甘さ。かすかな苦み。ゆっくりと。

私は静かな輝きの言葉。皮のあらゆる裂け目から洩れる光の言葉。十分な日差しをくぐり抜け、内側から灯る実の言葉。

ゴジベリー 素材のマクロ
聴く

輝く。嵐はすべてくぐり抜けてきたから。

小さな瞬間がある。干したクコの実をひと握り手にして、皮にまだ光が宿っていると気づく朝。長い夜を越えたあと、ひとりで微笑む午後。自分が不思議な静けさを放っていると気づく一瞬。

そのとき、ゴジベリーの言葉が語られる。見られる必要はない。ここまで来た距離を知っているだけ。

すべての微笑みが喜びのためとは限らない。見せるためでも。説明するためでも。

香りはひとつでは生まれない。ゴジベリーが声を見つけるために借りた断片。

開くとき
ベルガモットグレープフルーツゴジベリー
落ち着くとき
パセリリーフバイオレットジャスミン
残るもの
バルサムポプラベチバーシダーウッド
こだま

持ち帰る香り。分かち返す片隅。

ゴジベリーの言葉では、静かな輝きのひとつひとつが大切だ。

ゴジベリーは、家に持ち帰る香りにもなる。机の上の小さな一角。朝の、ゆっくりとした甘さのひと重ね。

あるいは、分かち合うための一角。まだ名のないこと。誘惑のいらない話。ただ聞かれるために。