言葉
ゴジベリー
Goji Berry
Kỷ Tử ゴジベリー
Rạng Rỡ · 輝き
出会う
輝き。騒がず、見せびらかさず。嵐のあとに残る光。
ゴジベリーは甘い果実の香水ではない。日に当てきって乾かした小さな実の観察である。深い赤。縮んだ皮。凝縮した糖。深い甘さ。かすかな苦み。ゆっくりと。
私は静かな輝きの言葉。皮のあらゆる裂け目から洩れる光の言葉。十分な日差しをくぐり抜け、内側から灯る実の言葉。
聴く
輝く。嵐はすべてくぐり抜けてきたから。
小さな瞬間がある。干したクコの実をひと握り手にして、皮にまだ光が宿っていると気づく朝。長い夜を越えたあと、ひとりで微笑む午後。自分が不思議な静けさを放っていると気づく一瞬。
そのとき、ゴジベリーの言葉が語られる。見られる必要はない。ここまで来た距離を知っているだけ。
すべての微笑みが喜びのためとは限らない。見せるためでも。説明するためでも。
香りはひとつでは生まれない。ゴジベリーが声を見つけるために借りた断片。
開くとき
ベルガモットグレープフルーツゴジベリー
落ち着くとき
パセリリーフバイオレットジャスミン
残るもの
バルサムポプラベチバーシダーウッド
こだま
持ち帰る香り。分かち返す片隅。
ゴジベリーの言葉では、静かな輝きのひとつひとつが大切だ。
ゴジベリーは、家に持ち帰る香りにもなる。机の上の小さな一角。朝の、ゆっくりとした甘さのひと重ね。
あるいは、分かち合うための一角。まだ名のないこと。誘惑のいらない話。ただ聞かれるために。