言葉

白茶

White Tea

Trà Trắng

夢見

No. 337 フレッシュアロマティック

出会う

夢見。まだ名づけられていないから。

白茶は軽い茶の香水ではない。まだ十分に熟していない若い芽の観察である。早摘み。縁に残るうぶ毛。淡い水色。かすかな味。半ば目覚めた香り。

私はまだ言葉の形にならない夢の言葉。まだ色づかない葉の言葉。朝の光をまだ宿す白の言葉。

白茶 素材のマクロ
聴く

夢見ているあいだは、愛おしい。

小さな瞬間がある。目覚めているのか夢なのかわからない朝。まだ名のない計画を抱える午後。まだはっきりしないもののなかに美しさを見る一瞬。

そのとき、白茶の言葉が語られる。結論はない。ひらいていくだけ。

すべての夢に成長が要るわけではない。計画も。形も。

香りはひとつでは生まれない。白茶が声を見つけるために借りた断片。

開くとき
シダマンダリンセージ
落ち着くとき
白茶アイリスマテ
残るもの
アンバートンカビーンローズウッド
こだま

持ち帰る香り。分かち返す片隅。

白茶の言葉では、まだ夢見ているもののひとつひとつが大切だ。

白茶は、家に持ち帰る香りにもなる。机の上の小さな一角。朝のための、若いひと重ね。

あるいは、分かち合うための一角。まだ育っていないこと。形のいらない話。ただ聞かれるために。