言葉

ジュニパー

Juniper

Bách Tùng

Tỉnh Táo · 目覚める

No. 1882 アロマティック・ウッディ

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目を開けるのに足りる、冷たい一息。

ジュニパーは松の木の香水ではない。針葉の間に実る青い実への観察である。冷たい。樹脂。鋭い。手の中で揉んだ葉。雨上がりの空気。

私は、深い一息の言葉。誰も踏み入れていない針葉樹の森の言葉。覆いもなく風の中に立つ木の言葉。

聴く

目を覚まさせる冷たさがある。

小さな瞬間がある。雨がやんだばかりの窓を開ける。二本の指でバジルの葉を揉む。すべてをもう一度はっきりさせる、冷たい水のひと口。

そのとき、ジュニパーの言葉が語られる。誰も起こさない。目覚めるのに足りるだけの冷たさ。

すべての明晰さに騒がしさは要らない。急がない。名づけない。

香りはひとりでは生まれない。これは、ジュニパーが自らの声を見つけるために借りる断片。

開くとき
バジルアルテミシアベルガモットジュニパーベリー
落ち着くとき
カーネーションジャスミンゼラニウムローズ
残るもの
シダーパチュリムスクアンバー
こだま

持ち帰る香り。分かち返す片隅。

ジュニパーの言葉のなかでは、どの深い一息にも意味がある。

ジュニパーは持ち帰る香りになりうる。机の上の針葉の小枝。暑い日のひんやりとした一層。

あるいは分かち返す片隅に。私たちを目覚めさせたもの。声を荒らげる必要のない物語。ただ聴かれるためだけに。