出会う
表面は冷たい。触れたところは温かい。
メタリックは白い花の香水ではない。金属の面に触れる光への観察である。冷たい。明るい。滑らか。粉。ガラスの向こうのリリー。
私は、表面の言葉。映しても留めないものの言葉。触れられた時にだけ来る温もりの言葉。
聴く
ただ通り過ぎるだけの光がある。
小さな瞬間がある。外したばかりの、まだ温かい指輪。グラスの縁に触れるスプーン。机を横切り、消えていく一筋の光。
そのとき、メタリックの言葉が語られる。眩しさはない。自分の姿が映るのに足りるだけの明るさ。
すべての光が燃え立つ必要はない。続かなくていい。留めなくていい。
香りはひとりでは生まれない。これは、メタリックが自らの声を見つけるために借りる断片。
開くとき
アルデヒドペッパーホーソン
落ち着くとき
リリーオリスヘリオトロープ
残るもの
バニラムスクマロウペルーバルサム